成功は、セイコウ、セーコー?

読み方の話です。本来的にはセーコーですよね。日本語では、書いてある母音をそのま ま読まないことが、文法上あります。しかし、テレビを見て聞いているとそうではない 場合がとても多くあります。というか耳にすることが多いです。つまり、セイコウと読 む…

コミュニケーション能力

我が娘は、自他共に認めるコミュニケ-ション能力のない24歳、独身。本人曰く、人 と目を合わせて離すことができない、昼食を仕事仲間と食べていても、話を合わせるこ とができない、そして夢中になると周りが見えなくなってしまう、そんな性格らしいで す…

相手の痛みを分かつこと

なかなかできそうでできないことです。 送り手は相手を傷つけるつもりはないのに、受け手が大きなダメージを受けるというこ とがままあります。そして、それを指摘されるまで、送り手は気づかないということ が。そこで、送り手は2種類の反応を示します。一…

慣れることは、怖いこと

娘が自動車運転免許の路上教習をするのが慣れてないので怖いと言っていました。確か に自分の時を振り返っても、そうでした。よくわかります。それは、運転免許を取り立 ての時もそうでした。そんなある日、タクシーに乗ったときに、運転手さんとこんな会 話…

やって後悔するのとやらないで後悔するのでは…

よく言いますよね。やって後悔するのがいいか、やらないで後悔するのがいいか。 先輩が後輩を鼓舞するときに使う台詞ですね。そう言われれば、ほとんどの人は、決 まったように前者を選ぶでしょう。先輩も、うんうんと頷くでしょう。しかしこれが、 自問自答…

笑点の大喜利を見て笑いたい

私は結構好きで、日曜日の5時半は気がつくと、チャンネルを合わせています。視聴者 は、やはり年配の方々が多いのでしょうか。年齢層の割合を知りたいものです。この大 喜利というのは、まさに日本の伝統芸能といってもいいのではないでしょうか。もう、 水…

我を通すということ

先日の女子駅伝大会で、這ってたすきを渡した選手のことが話題になっています。賛否 両論、感動したというものと棄権させるべきだったというものです。お昼の番組では、 運営上の問題であり、周りが速やかに棄権を指示し、本人を誘導すべきであったし、そ う…

ジュリーの公演中止

先週は、芸能面ではこのニュースが大きく報道されていました。私の世代では、沢田研二と呼ぶよりジュリーの方が一般的なのでこのように記しています。この件については、すでに詳細が取材されており、公演中止はジュリー本人が客が集まらなかったからと述べ…

羊と鋼の森の姉妹

羊と鋼の森 Blu-ray豪華版 出版社/メーカー: 東宝 発売日: 2018/12/19 メディア: Blu-ray この商品を含むブログを見る 前に取り上げた小説です。私は映画の方が印象に残っているので、映画版を中心に書い ていきます。主人公を取り巻く人々の中に、2人のピ…

V6の愛なんだ2018

24日に3時間枠で放映されていたものです。未成年の主張をめあてに見始めました が、番組全体がおもしろく結局最後まで見入ってしまいました。v6のメンバーが全国 を回って、中高生と触れ合うのですがそれが、実にすがすがしく気持ちがいいものでし た。…

義母と娘のブルース最終回

楽しみにしていたドラマが終わってしまいました。 娘は、実の両親が亡くなって以来10年間育ててくれた義母に対し、恩を感 じ、自分の夢を捨て、義母がこれから自由に生きるようにとり計ろうとしま す。それに気づいた義母は、自分も幼少時に両親を亡くした…

敬老の日

老人は何歳からかの定義はありませんが、高齢者といえばこれもくくりで違い ますが、60歳あるいは65歳からということになりましょう。そうすると私 などは、もう少しで仲間入りの年代です。敬老の日というとこれまではずっと 「する」側の人間で、いつか…

断捨離

年齢が60歳に近づくと、「終わった人」世代の私たちは、これからの生き方 を考えるようになります。いわゆる終活です。その終活の一つが断捨離である といえましょう。断つ、捨てる、離れる。なかなかできるようでできません。 私はこの夏、自分の趣味であ…

手を合わせるということ

私の家には仏壇はありません。そのかわり亡くなった母の小さな遺影と亡く なった父親の表札を一所において、毎日それを見て拝んでいます。拝む内容 は、日によって違うのですが、多くは一日よろしくお願いします、というもの です。時に苦しいときがあるとき…

運動会前に思う

昨日、今日と過ごしやすい日が続いています。近くの小学校では、運動会の練 習に余念がない様子で、もうそんな時期なのだなあと感じさせてくれます。運 動会が半日で終了してしまう学校が増えてきているという話ですが、近くの小 学校はどうするのでしょうか…

秋深しこれから俳句の季節かな

友達に勧められ、最近俳句を作り始めています。五七五のリズムの中に季語を 入れ情景を詠むのは、おもしろいけれど難しいものです。季語と言っても、よ く調べないと自分が思っているのが違う季節ということもありやっかいです。 たとえば、ブランコを句の中…

マスコミの功と罪

何をいまさらと思うかもしれませんが、今回の北海道地震の報道を見て改めて そう感じました。NHKは、ずっとニュースを流し、細かい情報を伝えました。 どこのスーパーは開店している、給水はどこの場所で行っている、スマホの充 電場所や各社の対応ぶりなど…

北海道で震度7

このニュースを聞いて、思ったことを書こうとし、3回書いて3回消しまし た。言葉を選んでも、結局安全地帯にいる側からの同情のように思えてしまっ たからです。奇しくも私が、前のブログで書いた「下に見る人」そのものでは ないかと思ってしまうのです。…

酒井順子さんの「下に見る人」

今回は上記の本を読んだ感想です。酒井順子さんのベストセラーといえば、 「負け犬の遠吠え」です。ご本人は「独身生活が楽しいとか充実していると か、どれほど語ったところで、世間様から見たら負け犬の遠吠えでしかないの であるなあ」という実感を記した…

ハラスメントについて

学校でのいじめ問題、これはずっと続いている解決策のない課題です。しかし 最近は、これが学校以外のところで問題となる事案が多々報道されています。 いわゆるパワーハラスメントです。今回の女子体操部の案件では、二重のパワ ハラ構造を示しているように…

全国学力学習状況調査

文科省の進める全国学力学習状況調査の今年度の結果報告がそろそろ公表され ます。本来、順位付けが目的ではないにもかかわらず、都道府県レベル、市町 村レベル、市町村内学校レベルでの順位付けがまことしやかに行われます。実 際、知事、市長、議員の挨拶…

ビロウな話で恐縮です日記

昨日の雷雨はすさまじく、自宅のケーブルTV関係にも少なからず影響を与えま した。さて、今回紹介するタイトルの本は、三浦しをんさんの日記というか エッセイです。下段に本文の脚注を入れる体裁など、80年代の田中康夫氏の ペログリ日記を彷彿とさせます…

事なかれ主義と子どもの成長

今年の夏は暑かった、とまだ過去形にできないようで残暑もきついとの長期予 報が出ています。子どもを預かる学校現場は気が気では無いでしょう。特にこ れから運動会が予定されているところなど、健康安全対策に余念が無いことで しょう。誠にお疲れ様です。…

手巾と手紙

芥川龍之介とサマセットモーム、両方とも短編の名手として人口に膾炙してい ます。今回は、主題の違う2つの作品ではありますが、共通する何かがあると 思い俎上に載せました。 まず芥川龍之介の手巾。大学教授の主人公の元にかつての教え子の学生の母親 が…

体験って大事だよね

昨日テレビを見ていたら、ジャニーズの国分太一と二宮和也の二人がカブトム シを捕まえる番組をやっていました。私は、個性的なキャラを持つ二宮君が大 好きで、彼の出ている番組は良くチェックしています。この番組で初めて、二 宮君が虫を触れないと言うこ…

学校アップアップ

過日、テレビで2020年度から学校でプログラミング教育が導入されるにあ たってそれに特化された塾の様子が紹介されていました。新学習指導要領の実 施に当たり、外国語(活動)の時数が増加します。子どもたちは、アップアッ プ状態にならないかなと思っ…

イエス:危機

タイトルに書くと、キリスト教なのかプログレッシブバンドかよくわかりませ んね。もちろん、これまでの流れで後者の方です。私のイエスの初体験は、高 校時代友達が貸してくれた「危機」のレコードによってでした。ロジャー ディーンのイラストとジョンアン…

ジェネシス

前回のEL&Pに続いて、プログレ特集です。 世のジェネシスファンは、7:3位の割合でピーターガブリエル在籍時の前期 の方が、フィルコリンズがボーカルをとる後期よりも評価が高いのではないの でしょうか。私のジェネシス体験は、幻惑のスーパーライヴ(se…

エマーソン、レイク&パーマー

久しぶりにEL&Pを聞きたくなり、自分で編集したCDを作りました。 3人がバリバリやっていた頃大好きで、新作、旧作が出るたびに買っていまし た。しかし、今はカールパーマーだけが存命とは。確かに、病的な一人と太り すぎの一人だったから、一番健康体に見…

川端康成:化粧(「掌の小説」より)

川端康成の小説は、長編、中編、短編に加えショートショートというべき掌編 があります。その中の一編がこの化粧で、ページ数も2ページちょっとです。 葬式場の化粧室での光景です。白いハンケチでしきりに涙を拭いている17, 8歳の少女を作者は見ます。…