ジェネシス

前回のEL&Pに続いて、プログレ特集です。

世のジェネシスファンは、7:3位の割合でピーターガブリエル在籍時の前期

の方が、フィルコリンズがボーカルをとる後期よりも評価が高いのではないの

でしょうか。私のジェネシス体験は、幻惑のスーパーライヴ(seconds out)で

したから、ピーターガブリエル絶対主義ではありません。ただ、先のライブで

好みの曲がピーター在籍時に作られたものであることから、どんどんのめりこ

んで言った記憶があります。

 

私にとってジェネシスは、2人のボーカルのどちらが、というよりもキーボー

ドのトニーバンクスがいればよかったのです。あの地を這うような荘厳で、叙

情的な音がした時に、ああジェネシスだなと思うのです。Firth of Fifth や

Cinema show そしてRippleで聞かれるようなピアノの音色のアルペジオが何と

も心地よいのです。トニーは、ソロからプロジェクト、映画、現代音楽まで幅

広くアルバムを出しています。でも、私の思うトニーは、ファーストアルバム

のIt's a curious feeling だけです。ファンというものは勝手なものです。どう

しても、ジェネシスで聞こえるあの音を求めてしまいます。今、ジェネシス

休業中(正式に解散したのでしょうか)なので、トニーの新しい作品は、クラ

シックレーベルNaxos から発表されています。あくまでクラシックの作曲

者としてクレジットされており、あの流麗なキーボードが聞かれるわけではな

いので、先ほどの一連のソロ作品の一つと意固地なファンの私は思っていま

す。最後に私が好きなアルバムを5枚です。

①怪奇骨董音楽箱②月影の騎士③トリック オブ ザ テイル④幻惑のスー

パーライヴ⑤そして3人が残った

あえて日本語盤のタイトルで書きましたが、改めて読むとなかなか日本語訳が

いいですね。EL&P同様、編集CDを作ってみましょうか。蛇足ですが、80分

に収めるように選曲するために取捨選択するのは、本当にその時の気分が出ま

すね。

 

セカンズ・アウト(眩惑のスーパー・ライヴ)(紙ジャケット仕様)

セカンズ・アウト(眩惑のスーパー・ライヴ)(紙ジャケット仕様)