成功は、セイコウ、セーコー?
読み方の話です。本来的にはセーコーですよね。日本語では、書いてある母音をそのま
ま読まないことが、文法上あります。しかし、テレビを見て聞いているとそうではない
場合がとても多くあります。というか耳にすることが多いです。つまり、セイコウと読
むパターンですね。どうも年配の私としては、耳障りが良くないのです。例えば、アナ
ウンサーなどは、放送局の決めごとなどで共通したものがあるのかもしれません。ま
た、CMなどで商品や会社名を言うときには、何らかの指示があるのかもしれません。
でも、そうではない普通の会話の時に混じってくるので。こちらはン?と思ってしまい
ます。それとも私の感覚が違うのでしょうか。例えば、以下の言葉を上記の2パターン
で声に出して読んでみてください。傾向(けいこう)、形成(けいせい)、高校(こう
こう)冷静(れいせい)訂正(ていせい)…。
日本語は難しいです。書き文字と読み文字が違うのですから。ただ、テレビでは、正し
い読み方を流していかないと、みんなが真似をします。ああそうなんだと納得してしま
います。言葉は時代とともに変わると言います。本来は、誤用であったものが、通常使
われることが多くなり、認められるようになった言葉などたくさんあります。それは仕
方のないことなのでしょう。でも、本当は、正しくは~何だということを伝えていかな
いと。どんどん誤用が市民権を得ていってしまいまうことが危惧されます。たかが言葉
かもしれませんが、されど言葉なのです。