グッドドクター:自閉症と言うこと
グッドドクターも4回目。それぞれの配役のキャラクター設定もはっきりとわかる
ようになってきており毎回見るのが楽しみです。最初は、奇異に感じていた主人公
の言動にも慣れてきた感じがあります。
今回は、慣れの大切さと言うことを考えたいと思います。私たちは、障害を持って
いる人たちにどう接して良いかわからず戸惑い、時には距離を置こうとします。そ
れは相手のことがわからず、わからないことが時として恐れを抱いてしまうからで
しょう。理解の範疇であれば、対応可能と考えますが、「わからない」事には、ど
う対応して良いかむずかしいですものね。今回、子どもに人気のある主人公に何気
なく「あの先生自閉症なんだよ」といいます。子どもですから、自閉症の意味はわ
からないでしょう。でも普段の様子から、ほかの大人とは何かが違うと言うことは
わかります。ただその違いで主人公に嫌悪感を持ったり、排除したりするような感
覚はありません。逆に主人公の誠実さを好ましいと思っているのでしょう。それ
は、最初は「変な先生」と思っていたとしても、毎日生活していく中でその「個
性」に慣れ、なんとも思わなくなって言っていると言うことでしょう。
自閉症など発達障害を持つ人は、例えば音に敏感で特定の音に強い嫌悪感を持った
り、身の回りの整理が苦手だったり、手順通りに行わないとパニックに陥ったりす
る場合があります。解決の手立てを周りが保障してあげれば、本人は不適応なく生
活が送れる場合がほとんどです。この周りの保障ですが、これが慣れだと思うので
す。あの人は、これが苦手なんだ。今苦しんでるんだ。ということを、慣れの中で
想像することができるようになれば、つきあい方も変わるような気がします。今の
時代、発達障害を持っていたり、精神疾患を抱えていたりする人が増えています。
こういう私だって、調べれば何らかの傾向を持っているのかもしれません。そうい
う発想で、共生社会というものを考えていく事は大切だなと考えます。この番組を
見ていると、いろいろなことを考えさせられます。来週も楽しみにしています。